FUKU-cat died(2)

ペットロス・・・言葉は当然知っていたが、リアルに知っていたわけではない。

リアルに知る時が来た。

 

昨日夕方、フクの遺体を近所の霊園で荼毘に付し、小さな遺骨を見たとき何かコントロールが壊れた。

それから今日一日、2時間おきに涙が延々と流れる。

 

思えば、フクは我が家の規律の基礎だった。

時間にうるさい猫で、毎日朝7時、昼12時、夕方6時と、正確な時報のように、リビングに来い、ご飯を食べようとニャーニャー言った。

しかも、私かYかどちらかが、リビングに行かないと、わざわざ私かYの部屋まで迎えに来て、お前も来いとニャーニャー言った。

食事は全員が揃わないといけないという規律を持った猫だった。

 

そして、食事が終わると、それを見計らったように、必ず1日に3回私の膝の上に跳び上がってまったりして、団らんの時間を作ってくれた。

だから、フクは我が家のコミュニケーションの軸でもあった。

 

Yは、フクがこの家の主(ヌシ)だったと言ったが、まさにその通りだ。

フクが死んで、我が家は規律の基礎も、コミュニケーションの軸もなくなってしまった。