2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

優生学研究の方向2(メモ)

実践活動として戦間期日本の優生学を捉える方向性をいくつか思いつくままに書いてみる。1産児調節運動の言説戦略 →これは一応すでに考えたのだが、もっと詳しく考えてみる余地はある。例えば、山本宣治に絞って考えてみるとか。2産児調節運動の真の現場で…

優生学研究の方向

優生学の目的は確かに国民の改良という国家主義的かつ進化論的なものであった。だが、そもそも優生学を支えていたのは、一人一人の民衆だった。これは、戦前の国家主義が単に上からの抑圧によっていたわけではなく下からの支持にもよっていた(民主的な国家…

ニートと「発達障害」

ニートに「発達障害」の疑い、支援に心理専門職も 仕事も通学もせず、職業訓練も受けていない15〜34歳の若者を指す「ニート」について、厚生労働省は就労支援の内容を見直す方針を決めた。 ニートの一部に、「発達障害」の疑いのある人が含まれているこ…

市野川容孝『身体/生命』岩波書店(2000年)

非常に良くできている。フーコーという固有名、医学史、身体論、近代史――いずれに関心があっても、学部生には入門書として、またある程度知識を持つ者にとっては頭の整理のために、貴重だと思われる。とんでもない量の勉強をしながら衒学的スタイルに走らず…

パスタを作る

今日の夕食は家メシで、シーフードとトマトとナスのパスタ。(昨日もイタリアンだったというのに‘また’イタリアン。イタリアンは簡単に美味しくできるので、忙しいときはこれに限るのだ。)我が家ではパスタ作りは基本的に私の役目。理由は作り方がとっても…

イタリアン

Yが夕方用事で大泉に行くというので、一緒に行って‘To The Herbs’で夕食。4月末に引っ越すまでの大泉在住期間はお世話になったイタリアンである。安いので気軽に入れて随分助けられた。が、逆に安いのでどんどんファミレス化して(実際、値段はファミレス価…

タイ料理

阿佐ヶ谷のタイ料理屋‘ピッキーヌー’に行く。最近やたら有名になっている――帰りしなに予約表を見たらほぼ毎日6〜8人ほどの予約が入っていた――が、私は15年ほど前――当時は閑古鳥が鳴きまくっていた――に行ったことがある。まったく久しぶりである。昔の印…

親王誕生

今日の週間現代の新聞広告見出しトップ;総力取材 祝 親王誕生カウントダウン(どっかからのリークだろうけど)どうやって分かったんだ、内親王じゃなくて親王って?普通に考えれば出生前診断だが、まさか・・・着床前診断じゃないだろうな?みんな‘最初から’男…

日本vsイエメン

2−0。見ている最中のYとの会話。Y;‘イビチャ’で盛り上がってるけど、ついこの前のWCのことはもう触れないことになったの? 私;う・・・。みたいね。 Y;ついこの前まで、「ジコジコZicoZico」言ってたのに、切り替え早すぎない?一部には‘後遺症’に苦しんで…

プライスコレクション 若冲と江戸絵画展

東京国立博物館まで車で行く。日曜でしかもお盆なので都心の道路は閑散としているだろうという予想通り、中村橋から上野までなんとわずか30分!しかし、上野公園周辺の駐車場の大混雑は予想外だった。待つこと30分以上。結局、1時半に家を出て博物館内…

帰省

Yが仕事で前橋に行くというので、そのついでに帰省。帰宅は明日の予定。

日本vsトリニダードトバゴ

2−0。試合内容なんかどうでもいい。オシムが監督になったこと、このことが何より重要。①日本代表監督で選手に「知性」を求めたのはオシムが最初ではないか?「自由奔放+気合い」のジーコ、「オートマティズム(知性は監督だけが持てばいい)」のトルシエ…

メモ;1995年の1000ポンド←→過去のポンドの換算レート

"The Oxford companion to British railway history" (Simmons and Biddle,Oxford University Press,1995)巻末付録;Historical Maney Valuesによる、1995年の1000ポンド←→過去のポンドの換算レート。1825年 45,737 1830年 55,807 1845年 55,300 1851年 66…

蓮実重彦『スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護』

スポーツ/運動を「見る」ということを顕揚しようとする蓮実の意図は分かる。例えば、日本が負けるまでは「感動」とかいう言葉を振りまきながら大騒ぎをしていたのに負けたとたんにワールドカップは終わったも同然の扱いをするTV、海外メディアを見て書くべき…

U21 中国vs日本

0−2。2年後の北京五輪を目指す世代にはどんなものかと見てみた。 総じて印象はよい。とりわけ様々なアクションのスピードを意識しているのは分かったし、守備を固めて速攻で相手守備を破るという戦術的方向性もよく分かった。大熊は何をしたいのかほんと…

ハッキング検討会

pm1から神楽坂で研究会。ハッキングの以下の3論文の検討(報告者3人)。#1 Hacking, I. 1986 "Making up people," in Heller, T. (ed.) Reconstructing Individualism,Stanford U. P., pp. 222-236.=隠岐さや(訳)「人びとを作り上げる」『現代思想』…