2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ローズたち1

(http://d.hatena.ne.jp/Zephyrus/20130218/1361193153の延長で、ローズたちのしていることについてもうちょっと考えてみる。ただし、まだ、完全に「1人ブレーンストーミング」なのであとあと訂正する可能性が大です。) ローズらが目指していることは、新し…

思想史と歴史的存在論3

EM/CAの研究者(学部生、院生ではない)がこんなことをよく質問/批判してくる。 1;言葉だけ研究して、活動を研究しなくていいんですか?2;歴史の分析は結局時間の流れを見渡す超越論的視点を前提することになるのではないですか?3;事実(の意味)認定のための…

思想史と歴史的存在論2

もう少しだけ具体的に考えてみたい。 Rabinow&Roseはこう考えて、新遺伝学における優生学の消滅宣言をしている節がある;優生学は、決定論の伝統的基礎の上に遺伝(遺伝子プール)への政策的介入が重なったところに生じた。よって、遺伝子プールへの政策的介入…

思想史と歴史的存在論

(夜9時に真っ暗になったある地方都市のホテルにて)思想史と歴史的存在論の違いを何度も口頭で言い、論文まで書いてるのだが、延々と理解されない。言い方、書き方が悪いのだろうか。「内ー外を前提とする問題を問うのではない。内ー外の境界管理boundary-work…