新潟

昨日(9月15日)Yが仕事で佐渡に行くと言う。酔狂の極みだが、新潟は行ったことがないので、一緒に(と言っても新潟まで)車で行くことにした。

朝、8時半前に中村橋を出発。関越をひたすら走る。家を出て2時間弱、道路では日本最長10Km強の関越トンネルを抜ける。群馬側は霧雨が降っていたので新潟側はもしかしたら雨か?と思っていたのだが、トンネルを抜けた途端快晴!10時半頃、塩沢石打SAで休憩。車から降りると空気が違う。東京はもちろん高崎あたりとも、澄んでいるというかきれいというか、空気の質がぜんぜん違う。Yと二人で驚く。関東はやはり空気が汚いのか?

20分ほど休憩してさらに走る。高速の両側延々と田んぼである。空気がきれいなわけだ。もうここまで2時間走っているし新潟港にはあと1時間で着くだろうと余裕で120-30Kmで走る。だが、余裕をかませすぎたせいで新潟亀田のインターに着いた段階でもう11時半。で、結局、港に着いたのは12時ジャスト。予定していた12時発のフェリーに間に合わず、Yは1時のフェリーに乗ることに。

さて、Yが佐渡に行っている間、こちらは新潟市内観光。といっても、新潟市内って何もない。新潟大学(医学部)に行ってみたが、車で勝手に入れそうになく、またあまりに外観が貧弱なので入る気が起きず、日本海に面した公園で、車の中から海を眺めつつ、しばし「ぼーっ」とする。海の色が伊豆あたりで見る太平洋のそれと違う。日本海の海の色は太平洋の濃い群青と違って深い緑。その先に佐渡。予想外に大きい。こんなに大きいんだぁと一人妙な感慨に浸る。

Yが5時半に新潟に戻り、夕食。地方の港町の楽しみはやはり魚だろう。で、本屋で立ち読みしたガイドブックに載っていた寿司屋(宝寿司)に行く。ノドグロ(焼き魚)とか珍しい魚があって思わず注文。これは美味かったが、肝心の寿司は・・・あれれ。まあ、いいだろう。腹はとにかく一杯になった。

で、8時半過ぎ新潟出発。長岡を過ぎると両側は真っ暗。助手席のYが天の河が見えると言う。こちらは、真っ暗の中を運転しているので、もちろん外を見る余裕などない。PAに車を止めて見ようとしたが、PA内は街灯の光が強くて見ることができない。結局、天の河は見られずじまい。

さすがに夜9時も過ぎると飛ばす車が結構いる。早く帰りたいので、これ幸いとついて行く。慣れない道を走るときは先導してもらうのが一番。ところが、この先導車がやたらとこちらを気にする。山間のカーブが続くところでスピードをさらに上げこちらを振り切ろうとしたり、逆にやたら制限速度80Kmちょうどの低速走行をしてこちらを前に行かせようとしたり。それほど後ろにぴったりくっついているわけじゃないんだから気にしなければいいのに。

関越トンネルを抜け群馬県内にはいると霧雨+霧がひどい。10時過ぎ、赤城SAで休憩。車から出るとやはり空気が違う。関東の空気である。コーヒーを飲んで即座に出発する。霧の中を制限速度を守ってゆっくり走る。ときどき濃い霧の塊の中に入ると50mくらいしか先が見えない。だが、渋川あたりで霧がいきなり晴れ急に前方の視界が開け、街の灯りが四方に広がる。まるで、雲を抜けて夜間着陸態勢に入った飛行機に乗っているような風景。関東は明るい。

帰宅は夜11時半。実走行675Km、日帰りの旅でした。さすがに疲れた。