U-22 日本vsシリア

3/28 19:10 / 東京・国立競技場 

「よかった」と噂になっているので、録画してあったものを見てみた。

1確かに、一見日本は素晴らしいフットボールをしているように見える。

2でも、この素晴らしさはシリアのダメダメぶりのおかげという気がしないでもない。シリアは、家長に最初の得点を決められると、それまでのチームががたがたになってしまった。家長の得点までそれなりのプレーをしていたのに、ドン引き守備となってプレスもまったくかけられず、味方がボールを持っても前に押し上げようとしなくなってしまった。監督がピッチサイドで怒鳴りまくっていたが、恐らく指示なんか出しても選手の耳にはまったく入っていなかっただろう。ぜんぜん修正できない。これが若さということなのか?途中から日本よりシリアのパフォーマンス(の悪さ)が気になってしょうがなかった。

3気になったのは、日本代表の体力のなさ。後半20分くらいになると露骨に運動量が落ちた。まあ、90分フルに走り回れるなんてのは、黒人くらいのものだから、これはしょうがないと考えるしかない部分もある。

4となると、いくらスピードが至上命題とはいえ、と言うより、そうだからこそ、守って体力を温存しつつカウンターを仕掛けるという戦術をしっかり準備しなければならない。現在フットボール界で主流のスピード至上主義は守備至上主義と表裏だ。カウンターからの平山の2得点目みたいなシーンが後半の戦い方のモデルとなるべきだろう。前半2得点したのだから、後半は4バックに変えて徹底的に守備重視+カウンター狙いという戦術にふってもよかったのではないか?まあ、この日のシリアじゃこれはやりたくてもできなかったかもしれないが。

5結論;今度は、「守備+カウンター」の能力を示して欲しい。今のチームの守備力はまだまだだと思う。