Man Utd 2 - 1 Arsenal

Saturday August 29, 2009 Finished Old Trafford


・今シーズン最初のビッグ4対決。(今年からチャンピオンズリーグに無条件に出場できるのが3チームになったので、ビッグ4と言わなくなったようだが。)

・このゲーム、最大のパフォーマーはヴェンゲル。終了30秒前の退場処分にダグアウトの上で仁王立ち。曰く、「私が退場になった後のゲームはさぞ楽しいものだったのだろう」。

マンUは勝つには勝ったが、ゲームは間違いなくアーセナルのもの。マンUベルバトフオーウェンも先発から外して、また技術的に難点のあるパクではなくヴァレンシアを先発させて(これと見込んだ新人をゲームで使って鍛えるというファーガソンの単純なポリシーによるのかもしれないが)、ルーニーを1トップとする4-4-1-1で、アーセナルの中盤に対抗しようとしたが、やはりアーセナルが中盤をほぼ制圧。で、ルーニーは孤立、あるいは自ら中盤に下がることになり、攻撃が機能しない。対する、アーセナルは中盤のプレイヤー(ディアビデニウソン、エブエ、ソング)が昨年に比べてとてつもなく進化して、セスクがいないにも関わらずゲームを作れるようになっているのには驚いた。若いので伸びしろがあるんだろうか?これに戻ってきたエドゥアルド、昨シーズン終盤加入のアルシャービンが絡む。なかなか美しいフットボールだ。この上にセスク、ナスリ、ウォルコットロシツキーが戻ってくるとなると、かなり期待できるのではないか?…と、思って期待しているとシーズン終盤に崩れて悲しいことになったりするんだが。(アルシャービンは小柄(172cm62kg)だが、独特なリズムを持っていて面白い。ゆったりとした動きのように見えながらディフェンスを抜いてしまう。太極拳みたいだ。プレイスピードの調節が絶妙なのだろう。)

・それにしても、なぜエドゥアルドが倒されてPKが出なかったのか?ベニテスじゃないけど、マンUについては一言言いたくなる気持ちは分かる。

・昨シーズン気づいたのだが、マンUのホーム、オールドトラフォードのメインスタンド最前列、選手席(アウディマークの付いた赤い革張りのシートが並んでいる)のすぐ横にターバンを巻いたインド人の集団がいつもいる。で、今年ももしかしているかなと思って見ていたら、今年もいた!恐らく年間チケットを買っているのだろう。オールドトラフォードメインスタンド中央最前列年間チケット、いくらするのだろうか?