日本vsオランダ

日本代表に関しては、1年前の感想と何も変わらない(http://d.hatena.ne.jp/Zephyrus/20080627/1214578993)。「こんな風になるだろうな」という予想があって、「やっぱりそうなったな」――これだけ。あえて付け加えれば、本田はかわいそうだが次の次のWCまでヨーロッパでがんばれということだけ(5年後かあ)。森本もそうだが今の日本代表じゃ出ても意味がない。森本みたいにはっきり「岡田の代表チームに入るのは嫌。クラブでがんばる方がいい」と言った方がいいと思う。

むしろ、オランダ代表の方が興味深かった。はっきり言えば、前半はやる気なし。「シーズンが開幕したばっかりのこの時期に、日本なんかとなんで試合しなきゃいけないんだよ」というつぶやきが聞こえてきそうだった。しかもスナイデルロッベンなんかは新しいクラブに移籍したばっかり。そりゃそうだよな、「あ〜、やりたくね」って気持ちはよく分かる。しかも、相手の日本は意味もないスライディングをしてくる始末。「体ぶつけてくんなよ、ケガでもしたらどうすんだよ!」って感じだろう。しかもオランダ人は伝統としか言いようがないが、無意味なスライディングタックルが大嫌い。これを繰り返しやられるとぶち切れるという特性を持っている(例えばドイツWCの対ポルトガル戦はその典型)。スナイデルが長谷部に両足タックルしてたけど、これは長谷部のそれまでのタックルに絶対ぶち切れたんだと思う。(スナイデルは後半、タックルされて負傷退場したが、大丈夫だろうか。インテルでがんばって欲しいんで本当に心配だよ。)さて、後半。恐らくコーチにちょっとどやされたんだろう、オランダはスピードが5割増しくらいになって、後半15分頃からは中盤を完全制圧。で、日本をスピードで置き去りにして、あっという間に3得点。(2点入った段階で「もう1点入るな」とつぶやいたら、その直後にフンテラールが得点。隣で見ていたYに「本当に入っちゃった」と感心された。)つくづく印象的だったのは、オランダプレイヤーが得点しても一切笑顔を見せず、ゲームが終わっても一切笑顔を見せなかったこと。一切笑顔を見せることなく、淡々と時間を消化して、オランダプレイヤーは自分のクラブに戻ってゆくのだった。所詮どうでもいいゲームなんだよ、日本戦なんか。(例えば、野球で日本代表がオランダ代表と親善試合とかしたら、日本人は「オランダかよ、どうでもいい試合だ」と思うだろ?それと同じだよ。)