Argentina vs Korea Republic
Argentina
* Gonzalo HIGUAIN (33', 76', 80')
* LEE Chung Yong (45'+1)
4:1 (2:1)
Korea Republic
* PARK Chu Young (17' OG)
Match 20 - Group B - 17 June
これで、オーストラリア、韓国と、アジア地区代表がグループ最強国に4失点の大敗。残るアジア地区代表・日本とグループ最強国・オランダとの結末を暗示するようでちょっと暗くなった。すでに言った通り(http://d.hatena.ne.jp/Zephyrus/20100525/1274788576)、これがアジアの実力。日本もまともにやったら確実に4、5失点してオランダに大敗する。
前半、韓国は当然のように守ってカウンターを狙う布陣。しかし、立ち上がりから全開のアルゼンチンの攻撃で最終ラインがどんどん下がってしまい、結果的にDFとMFの間に大きなスペースが出来てしまう。アルゼンチンはこのスペースを利用してメッシ、ディマーリア、テベスがドリブルで加速、韓国DFラインに波状攻撃をかける。で、韓国はますますDFラインが下がる・・・。最初の得点はコーナーからのオウンゴールだが、これはアルゼンチンの圧力が押し込んだようなゴールだった。
後半は得点しなければならない韓国がバイタルを固めた上でラインを押し上げ、攻勢に出る。まあ、アルゼンチン・プレイヤーとしては、適当にいなしていればいい、という感じだったんだと思う。ベンチのコーチ陣も笑顔でくつろいでいる。「でも、マラドーナはこの状況が気にくわないだろうな」とか思っていたら、案の定、 70分過ぎにアグエロ投入。「もっと攻撃しろ」とご託宣。で、アグエロが入って、俄然発奮した前線がカウンターから2得点。ピッチ内とベンチ内、そしてその境界(コーチエリア)に立つマラドーナ。この絵は、マラドーナの存在を象徴しているようだった。