病理検査

一昨日、病院から電話。「退院後の治療について主治医が説明する。家族に立ち会って欲しい」と言う。「退院後の治療」というものがどんなものか気にはなったが、一般的に退院後も「治療」があるだろうと思い、尋ねなかった。

本日午後4時、高崎着。緊急手術が入った、急患が入ったと延々と遅れ(事前にそういうこともあると説明を受けていたので構わないのだが)、主治医と個室で会ったのは午後5時半近く。部屋に入ってきた主治医の顔がどこか険しいように思ったのは気のせいか?

縫合クリップ除去の話、退院日の話をした後、手術時のガンの進行状態についての話になり、病理検査の話となる。情報の羅列の中で、「それが特別大きな情報価値があるというわけではない」とでもいうような感じで、「病理検査の結果、リンパ節への転移が認められました。Stage3aという状態です」とあっさり言って、「で、抗がん剤治療をしようと思います」と、退院後の化学療法、抗がん剤治療の話となる。なるほど、「退院後の治療に関する、親族の立ち会いが必要な説明」とはこういうことか。患者によっては、一人じゃ聞けない内容かもしれない。

巧妙な「木の葉を隠すなら森の中」戦略! 「悪いニュースは数あるニュースの中に埋め込んで話せ!」という実践方策とでも、エスノメソドロジストであれば分析するのだろう。

Stage3a・・・直腸ガンの5年生存率は50%〜70%というというところか(確率に支配される生命!)。親の年齢からするともっと低いだろう。で、抗がん剤治療・・・耐えられるのだろうか?


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兄弟が欲しいなどと今まで一度も思ったことはなかったが、この一ヶ月、一人っ子というものは嫌なものだと思う。全部一人でやらねばならない。疲れてしまった・・・などと言っていてはいけないが。