2009-08-04から1日間の記事一覧

荻野美穂『「家族計画」への道――近代日本の生殖をめぐる政治』

岩波書店、2008年明治期から1980年代までの生殖(中絶、避妊)の「言説」の歴史を追うというのは個人的関心と重なり、熟読した。内容的には、前半(4章まで)、産児調節運動をめぐる運動内部の錯綜した事情(内部分裂p052)、後半、優生保護法をめぐる法と(複数の)…