引っ越しがらみ

1 5月1日に引っ越した。今度は中村橋、駅から6分ほどのマンション。このマンション、築3年で見かけ、設備はまあまあということで決めたのだが、入居数日で隣家の音が結構聞こえるということに気づいた。壁をたたいてみると部分的にポコポコと軽い音がする。どういう構造になっているのだろう?転居前のマンションではこんなことはなかった。新築分譲マンションの設計偽装が問題化しているが賃貸マンションなどどうなっているかしれたものではない。困ったもんだ。やっぱ住むなら分譲か…。


2 引っ越して以来ゴールデンウィークはほぼ片づけの毎日だったが、同時に自転車でご近所の散策をYと随分した。阿佐ヶ谷、練馬、高円寺ときて、さらには池袋にまで足を伸ばした。自転車で阿佐ヶ谷は15分、練馬は10分、高円寺は20分だが、池袋は迷ったせいもあって50分もかかってしまった。いい自転車が欲しい。スペシャライズドのシラスとか。


3 引っ越し後家で食事を作ることができないし、また後かたづけばかりしていると滅入ってくるので、せめて飯くらいはうまいものを食おうと自転車散策をするついでに外で食事をたびたびした。
中村橋;
「上海台所 鍋屋(コヤ)」(千川通り沿いの中華。味付けがちょっと濃いがパンチが効いている感じで美味しい。餃子は皮がもちもちタイプ。量が多い割には値段も安い。大人数で行くと楽しいかも。朝4時まで営業ってそんな時間に中村橋で客がいるのか疑問だが、また行くぞという気にはさせる。)
ゆらり」(中村橋駅から千川通りを渡って左。創作料理とか言っているけど普通の定番料理を出す飲み屋。そこそこの味だし安いし気軽に入れてよい感じ。ただ、店主が客と話さないことをポリシーにしているらしいのだけはあまり感心しない。客が「ごちそうさま」と言って店を出るときに、「ありがとうざいました」くらい言ってもいいんじゃないか。でも、また行くとは思う。)
「ひものや」(中村橋駅改札を出て右へすぐ。大衆飲み屋。白木屋よりはちょっと上という程度の料理なのに値段は「ゆらり」並。二度と行かない。)
「山嘉(ざんか)」(駅から目白通りに向かって3分にある寿司屋。回転寿司ではないが味、値段とも回転寿司の「銚子丸」の水準。でもシャリはこちらが上という感じか。ランチ時間帯、1400円で結構うまい中トロ他具だくさんの海鮮ちらしが食べられた。夜通りがかったら客が結構入っていたが、理由が分かる。気軽に行ける寿司屋さんで○。)
練馬;
「エヌ・ルトゥール」(練馬区役所裏のフレンチ。穴子のフリッターのランチが1400円ほど。食べ始めはさくさくとして美味しかったが何しろ穴子一匹分のフリッターで、量があって途中で飽きたし、油負けした。穴子の量を半分にして別の料理を添えるべきだ。ディナーが8000円ほどだったようだがまあ行かないと思う。ランチはたまーに行くかもという程度。)
池袋;
「フォーベトレストラン」(池袋から立教に向かう途中にある上品な味のベトナム料理屋。ランチがミニサラダ、春巻き、フォーで1200円ほど。フォーの量が多いのでおなかいっぱい。フォーの量を減らして別の小皿を出して欲しいが、また食べたい味ではある。)
江古田;
「ラ・リオン」(新江古田から江古田に向かう途中の、店構えは何気ないが実は本格派のフレンチ料理屋。4月初旬江古田で不動産屋巡りをしていたら夜になってしまい、イタリアンだろうと思って飛び込みで店に入ったらフレンチ。‘フレンチかよ’と思いつつこういうときは定番ものに限るとコック・オ・ヴァンを頼んだところびっくりの美味しさ。スタッフも多いしこれはただ者じゃないぞと思っていたらなんとオテル・ド・ミクニの有名シェフの店ということが後日判明。昨日、ディナーを食べようと予約の電話を入れたらもう6時、7時はいっぱいで、8時半になりますとのこと。最初に飛び込みで入れたのはラッキーだったのか…。結局、8時半に行ったが、テリーヌの前菜、スズキのトリュフソース、チキンのフォアグラ乗せ(フォアグラたっぷり!)、デザートで5500円。この食材、この味でこの値段。破格の安さである。都心部だったら間違いなく8000円は取られる。6000円ほどのワインをボトルで頼んで、二人で2万いかない。周辺のフレンチ料理屋は淘汰されてしまうんじゃなかろうか。冗談抜き、一月に一度は行きたい。)