指導

先週返送した初校について、今日編集が注を一箇所に二つ付けるのは体裁が悪いからやめろ、注を二つ付けるくらいなら本文内で書いてしまえ、とメールで言ってきた。

おいおい、なんだよ、初校で「注をまとめていいか?」と聞くから、「まとめないでくれ」と言ったんじゃないか。最初からそう言えばいいじゃないか。

確かに一箇所に複数の注がある論文(本)というのはあまり見ないけれど、全然ないというわけじゃなし、内容的に異なる事柄であれば注を分割してもいいと思う。これまで何度も今回と同じように同一箇所に二つの注を付けたことがあるが、こんなことを言われたのは初めてだ。

注のつけ方に関して指導をされたのは、昔、私の指導教官に注は数も内容も最低限に止めるように言われて以来だ。さて、どう返答したものか。編集が好きらしいOM先生も一箇所に複数の注を付ける名人だから、「こういう例もありますけど」と教えて差し上げようか。



ps.ここの編集は「現われ」を「現れ」と修正したら、「現れ」を「現われ」と送るのが編集内の規則になっていると言ってきた。どういう規則だろうか?常用漢字表では「現れ」なのだが。体裁がこちらの方がいいのだろうか。よく分からない。