プレミア開幕

マンU
どう見ても戦力ダウン。第2戦で信じがたいことに2部からの昇格組、バーンリーに40数年ぶりに敗北。ロナウドの穴を埋めるべきは新加入のヴァレンシアとナニだろうが、ヴァレンシアはウィガンで昨シーズン3得点、昨年ベンチを温め続けたナニは同1得点。ロナウドの穴を埋められそうもない。

ファーガソンは昨シーズン12得点のルーニーは20得点以上できるとか言っている。確かにそうかもしれないが、そのためにはルーニーにパスを出す人間が必要となるわけで、一体それは誰?と聞きたくなる。ヴァレンシアはまだ未知数、ナニは他人を生かせない(少なくとも、今のところ)、ベルバトフは他人を生かすセンスはあるが所詮FW、パクは走り回るだけ。

テベスがいてくれれば」と思うが、ファーガソンの昨シーズンのテベスに対する仕打ちはひどかったから、これも自業自得。


リバプール
初戦でモドリッチにいいようにやられてトットナムに敗北。トットナムはシャビ-アロンソの抜けた穴を徹底的に突く戦術に出た。ルーカスは執拗なトットナムの仕掛けに対応できず、正面から何度も突破されるわ、ジェラードとの距離は開くわ、中盤底がガタガタ。ジェラードが試合中にルーカスに説教している始末。(まったく、シャビ-アロンソの、ボランチ位置から左右に繰り出す正確なロングフィードを見られないのは、リバプファンとしてつくづく悲しい。)

それにしても、バベルはなぜリバプにいつまでたってもフィットしないのか?技術はあるのに役に立たない。足先の技術はあるが組織に溶け込めないという点では、マンUのナニと似ている。やはり、下手に若いうちにビッグクラブに移籍してしまうと出場経験を踏めず、戦略眼を養えないということなのだろうか?――なんてことを考えると、オランダVVVの本田もビッグクラブに移籍せずPSVあたりで出場経験を積むのがいいのだろうとか思う。


アーセナル
初戦大勝したけど、どうかなあ?ここ数年アーセナルって不安定だから。やたら強かったりやたら弱かったり。とりあえず、ロシツキーエドゥアルドの復帰待ち。


チェルシー
ベンチに座る顔ぶれがすごい。バラック、デコ、ジョン・コール、アレックス、ベレッチetc。シェフチェンコはベンチ入りすらできない(ていうか、シェフチェ、まだいたんだ?シェフチェ、人生間違えちゃったなあ。なんでミラン出たんだろ?)。戦力だけ見れば間違いなく優勝候補筆頭。

ようやく、バラックが先発から外れた。前々から言っているが、戦術的にチェルシーバラックは要らない。バラックは1年限定の契約延長らしいが、年齢もあるし、間違いなくこれがチェルシーでのラストシーズンだろう。

バラックが先発落ちして残るチェルシーの難点はボランチ。これも前から思うのだが、なぜミケルなのか?ガタイはでかいが動きが緩慢で技術もない。中盤ダイヤモンドの底、CBの前がミケルのおかげでスカスカ。優秀なボランチを取るべきだ。あるいは、エッシェンボランチにコンバートしてもいい(けど、エッシェンの攻撃力が半減するので、それはそれでもったいないか)。