最近のいくつかのゲーム

Premiere League
Man.utd 1 vs 2 Chelsea
Man.utd は、中盤から前にびしっと骨が通っていなくて、ぐずぐず。これはもう露骨にルーニーがいないせい。今のMan.utdでは、ルーニーがいないとチームが機能しないということがよく分かった。何しろFWベルバトフ、トップ下(からボランチ位置までをカバーする)パクでは前線でボールが落ち着かない。中盤のロートル、動けないスコールズギグスのパス出しの能力も、ヴァレンシアのクロスも受け手あってのもの。ルーニーなしでベルバトフ+パクでは点が取れない、パクを下げればスペースをカバーできない。つらいところだ。70分、スコールズに代わりに入ったナニが何とか作ったチャンスをものにして1点取ったけど、これが精一杯。

Chelseaはけが人続出。ドログバは故障で先発見送り、エッシェン、A・コールは仲良くスタンド観戦、ボジングワカルバーリョもいない。アレックスはガタイはでかいが小技が効かない。パウロ・フェレイラは守備が不安(実際何度もエブラ、ギグスに突破された)。ジルコフは守備も攻撃ももう一つ。ミケルは相変わらず役立たず。エッシェン、カンバック!
勝てたのは、マルーダが切れていたのと、途中出場のドログバ瞬間芸のおかげ。


ChampionsLeague
Bayern Munich 2 vs 1 Man.utd 1stLeg
バイエルンが露骨にびびっているのが印象的だった。前に出られないキーパー、びびりすぎだよ。よく後半逆転して勝てたもんだ。2nd Legはルーニーがいない。それでもまずMan.utdが勝つ。問題は点差。バイエルンが敵地、オールドトラフォードで闘争心を前面化できるかどうかが見物。


ChampionsLeague
Intel 1 vs 0 CSKA Moscow 1stLeg
CSKAは何もできなかった。ボールを運べるのがクラシッチ1人じゃ勝てない。FW、トップ下(本田)に技術がなさすぎ。本田の技術では1流チームのトップ下は無理。スナイデルと較べてみろ。スナイデルを自由にし過ぎたせいで、チェルシーは負けた(ミケルの責任は大きい)。本田には同じことは当然できない。もう少しCSKAでがんばるんだな。(それにしても、ちょっと前まで「Big Mouth」とか本田をさんざん罵倒していた連中が、フリーキック何本かで「本田=神」とか「俊介いんね」とか言ってる。やれやれだよ。)


ChampionsLeague
Arsenal 2 vs 2 Barcerona 1stLeg
今をときめくポゼッションフットボールの雄同士の対決。誰がこんなことになると予想しただろう。イングランドメディアは実力差に呆然(「アーセナルはこれで延々とボールを回される者の気持ちが分かったろう」というコメントには笑った)。アーセナルが何もできないなんて、自分たちがしたいことをすべてバルサにやられ自分たちは延々と守備に追われ、また守備の隙を突いてシュートを打たれまくるなんて。前半開始から30分程でバルサは何本決定的なシュートを放っただろう。後半終了間際、アーセナルは2点入れて同点で終わったが、アーセナルの敗北感はとてつもなく濃いはず。逆にバルサは余裕の同点というところだろう。

それにしてもバルサ、どんだけ神なんだ? アーセナルはプレミアの中ではポゼッション能力だけならNo1だ。Man.utdにもチェルシーにもリバプにもポゼッションでは負けない。アーセナルが負けるのはあくまで守備が弱いからというのがプレミアの定説。そのアーセナルが何もできない、ただオロオロするだけで、雨あられとシュートを打たれてしまう。しかも今回はイニエスタがいなかった。バルサ、どんだけだよ? カンプノウの2ndLegが楽しみだ。