Uruguay vs France

Uruguay
0:0
France
Match 2 - Group A - 11 June

開幕初日第2戦。

個々のタレントで上回るチームにどう挑むのか、ウルグアイ目線で見ていた。

ウルグアイは3バック、守備の時には実質的に5バック、2ボランチ。日本と対戦したイングランドカペッロは、日本のシステムを9-1とか言っていたが、それに倣えばウルグアイは7-3のようなシステムだった。何しろフランスにサイドを使わせない。フランスは右はサーニャ+ゴヴー、左はエヴラ+リベリーと強力。この両サイドをフランスがどう活用するか見物だったのだが、結局、サイドを突破してセンタリングを行えたのは、前半リベリーが1回だけ。フランス最前線FWアネルカがほとんどボールに絡めなかったのも、フランスの攻撃がことごとく、ウルグアイの守備網に引っかかっていた証拠。

ウルグアイはただ守っているだけではなかった。DFがカットしたボールは何しろ、直線的に前線に送られる。ここで鍵となったのが、フォルランフォルランは中盤前目で有効なポストとなっていた。ボールを落ち着かせ、捌き、FW最前線のスアレスを使い、自らフランスDFを突破してシュートも打つ。多くの者にとって、やたらフォルランの巧さが目立ったのが、このゲームの第一印象ではなかろうか。

ウルグアイを見ていて、日本と対戦した韓国を思い出した。フォルランとパクは明らかに戦術的ポジションがかぶる。「ボールをキープする、パスで崩す、これが日本の持ち味」とかいつまでも言ってないで、日本もこうしたチーム作りをするべきだったのに・・・その気になれば出来たはずなのに・・・とか言ってももうどうしようもないけど。