Serbia vs Ghana

Serbia
0:1 (0:0)
Ghana
* Asamoah GYAN (85' PEN)
Match 8 - Group D - 13 June
見ていて、「この両チーム、何か似ているな」と思っていたのだが、考えてみるとセルビアは「東欧のブラジル」と言われていた旧ユーゴ、ガーナはよく「アフリカのブラジル」とか言われている。そうか、キーワードは「ブラジル」だったのか。

両チームとも中盤の構成力が素晴らしい。特にガーナは前回ドイツ大会でのイタリア戦の時も同じ印象を持った(http://d.hatena.ne.jp/Zephyrus/20060616/1150442063)のだが、中盤でのその技術、速度、運動量は目を見張るものがある。一体、こいつらの運動量はいつ落ちるんだろうと思いながら見ていたが、終了間際5分くらいになってようやく「さすがに疲れた?」という感じ。どうなってるんだろうか? 他方、ガーナに屈したが、セルビアも統率のきいたいいチームだった。セルビアは日本での対日本戦にまったくメンツの異なるBチームを送り込んできて、しかも監督は「これは私のチームではない」とか言ってベンチにすら座らない始末だったが、Aチームのこのメンツを見ると、まあしょうがないかなと思ってしまう。

中盤の構成力は素晴らしいという点で両チームは似ているが、決定力の不足という点でも両チームは似ている。ツメの技術が不足していると言えばそれまでだが、それよりも、両チームとも空間のコントロールは出来るのだが、時間のコントロール(プレーに緩急をつける、ため、間(マ)を作るetc)ができないという印象を受けた。無論、日本なんか及びもつかない水準での話だが。

両チームとドイツとの対戦が楽しみ。グループD予想;1位ドイツ、2位ガーナ。