手術説明
先週頭のCT検査、内視鏡検査を受けて、手術説明を受ける。
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予約は12時からだが延々と遅れる。説明開始は結局1時半過ぎから。なぜ予約があるのにこんなに遅れるのだろう? 裏を色々考えてしまう。が、40代半ばの医師は、非常に優しい口調の丁寧な説明をしてくれた。感心させられた。
CT検査で腫瘍は3cm弱、遠隔転移は確認できない。内視鏡検査で肛門から7-8cm位置に腫瘍を確認(最新の内視鏡映像は驚きの精密鮮明さ!直腸内から肛門を見るなんてこともできる!)。入院は今度の日曜、火曜に開腹手術。(随分急な話だ。当初出来れば3月にと言っていたはずなのに。)手術時要付き添い。直腸をほぼ全部削除、大腸と肛門を直結する。縫合は機械縫合(吻合)。肛門を可能な限り維持するが場合によっては人工肛門を構築する。過去の手術歴からして癒着がある可能性が高く、手術範囲は未確定。肛門を維持した場合でも、場合によっては筋肉の削除で将来の排便障害、排尿障害の可能性がある。輸血、血液製剤使用の可能性あり。(「血液製剤は他人の血液を使用しているので一種の臓器移植」という表現は興味深かった。)手術時間4時間、入院3週間。(そんなに長いのか! これで今週末からほぼ1ヶ月高崎泊まりが決定した。)上手くいけば1週間で食事が可能。
・・・親の横でメモをとり続ける。(腫瘍は組織が脆く便の通過によって崩れて出血する、この出血を検知するのが潜血検査だと初めて知った。)
Stageの話をはっきりしないのが気になる。それは病理検査で分かることと言うが(というより、そんな感じで話を流したと言うべきかもしれない)、目処は現段階で分かるはずと思う。明瞭化するよう質問してもよかったのだが、医師が親に対して意図的に明瞭化しないという可能性も頭に浮かび、それを考えると親を横にしてさすがにこの点を質問できなかった。
親は一見冷静そうだが、ときたま発する応答は断片的で、文脈を適切に与えられていない。メモを取っているだけの人間でも胃がチリチリする内容だから、仕方がない。
医師の手術説明の後、さらに看護師から入院の手続き説明を受ける。全身麻酔、人工呼吸の手術なので、マウスボールという器具で正しく呼吸する練習を事前にすること、また用意すべきものは・・・etc。
終了は2時半過ぎ。1時間強延々と説明を聞いて、その説明量よりもその内容に非常に疲れる。親は頭に説明がほとんど残っていないと言う。これも仕方がない。だから、わざわざ東京から来たわけで。
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高崎の実家に戻って遅い昼食が午後3時。その後、渡された手術関連の多数の同意書をチェックし、署名捺印してゆく(正確にはチェックし親に説明し、署名捺印箇所を指示してゆく)。この作業でおよそ2時間半。時刻は夕方6時。
東京自宅帰宅は夜7時半過ぎ。