コンフェデ戦記4
27 Jun 13 Fortaleza
ESP 0:0 a.e.t. 7:6 PSO ITA
前半
プランデッリの戦略がずばり的中したのが印象的。イタリアは3-4-3、スペインは4-3-3だが、正確に言うと、イタリアは3-2-2-2-1、(シャビ・アロンソがいない)スペインはブスケツを1ボランチにした4-1-2-2-1。この1ボランチのスペインに対するイタリアの中盤、特に(3-2-)「2-2」(-1)、つまりマルキージオ、カンダレーバ、ジャッケリーニ、マッジオの動きが秀逸だった。
イタリアの守備時、この4人はスペイン中盤4人、チャビ、イニエスタ、ペドロ、シウバに対面し、ピルロ、デロッシとあわせて、6人で隙間なく守備をし、その数的優位性によってスペインの4人の侵入をまったく許さない。これにより、イタリアはスペインの圧力を押し返し、かつ高い位置でボール奪取することが可能に。
そして、ボール奪取すると、イタリアは即座にショートカウンターに入る。このとき、イタリアのマルキージオ、カンダレーバ、ジャッケリーニ、マッジオの4人はシャビ、イニエスタを一気に追い越し、1ボランチのブスケツを迂回する形で、その横の空間にボールを(ドリブルあるいはスルーパスで)運ぶ。すると、スペインは対面するSBが出て来ざるを得ない。しかし、このとき、SB1枚に対して、イタリアは必ず2対1の数的優位を得ることになる。これによって、特に右サイドのマッジオ、カンダレーバ、左サイドのジャッケリーニ、マルキージオがサイドを突破、駆け上がった味方にクロスを供給、シュートへ。前半、特に15分ごろ、イタリアは立て続けにシュートを打つが、そのシュートはほとんどこのタイプだった。この戦略は特にアルバの攻撃参加を封じ込めることもでき、いわば一石二鳥だったと言える。
こうしたイタリアの攻撃はスリリングだったが、やはりと言うべきか、スペインの4人のDFの1人を抜いてもまだ3DF+1ボランチ=4枚が中央を固めており、これを完全に崩しきることはできず(バロテッリがいればとみんな思ったことだろう)、前半は終了。
Start
ESP
○CASILLAS
○PIQUE ○SERGIO RAMOS
○ARBELOA ○Jordi ALBA
★GILARDINO
○BUSQUETS
★MARCHISIO ★CANDREVA
○XAVI ○INIESTA
★Giaccherini ★MAGGIO
★PIRLO ★deRossi
○PEDRO ○SILVA
○TORRES
★Chiellini ★BONUCCI ★Barzagli
★Buffon
ITA
Italy 守備
○CASILLAS
○PIQUE ○SERGIO RAMOS
○ARBELOA ○Jordi ALBA
★GILARDINO
○BUSQUETS
○XAVI ○INIESTA
○PEDRO ○SILVA
★MARCHISIO ★CANDREVA
★Giaccherini ★MAGGIO
★PIRLO ★deRossi
○TORRES
★Chiellini ★BONUCCI ★Barzagli
★Buffon
Italy 攻撃
○CASILLAS
○PIQUE ○SERGIO RAMOS
○ARBELOA ○Jordi ALBA
★GILARDINO
○BUSQUETS
★MARCHISIO ★CANDREVA
★Giaccherini ★MAGGIO
○XAVI ○INIESTA
★PIRLO ★deRossi
○PEDRO ○SILVA
○TORRES
★Chiellini ★BONUCCI ★Barzagli
★Buffon