コンフェデ戦記4(続)

後半
Spain 守備
             ○CASILLAS

       ○PIQUE       ○SERGIO RAMOS   
○ARBELOA                    ○Jordi ALBA
             ★GILARDINO
             ○BUSQUETS
  ○NAVAS←                 ○PEDRO←
        ○XAVI       ○INIESTA
     ★MARCHISIO           ★CANDREVA
★Giaccherini                   ★MAGGIO
     ★PIRLO       ★MONTRIBO← 
             ○TORRES
    ★Chiellini    ★deRossi←   ★BONUCCI←    

             ★Buffon

後半
イタリアは後半、バルザーリがアウト、ボヌッチが右サイドに、3DFセンターにデロッシがそれぞれ移動、デロッシのポジションにモントリーボがイン。この交替は何だったんだろう? バルザーリの故障? モントリーボは延々と「浮いている」感じ。日本代表の細貝みたい。攻撃的であるわけじゃなし、守備で効いてるわけじゃなし。(それにしても、デロッシのマルチタレント振りには驚く。攻撃的ボランチで最前線でシュートも打つし、最終ラインセンターもするしって、凄くない? 日本代表にはこの手の才能がからきしない。4-2-3-1で一本調子のワンパターンで、3-4-3もいつまでたっても「時期尚早」(長谷部)って・・・。)

他方、スペインは後半早々、運動量の少ないシウバを見限り、ナバスを右サイドに投入、ペドロを左サイドへ移動。運動量の多いペドロとナバスにブスケツ横=SB前の空間のケアをさせると同時に、ナバスのスピードでキエリーニの右サイドを突く、もしくはイタリアDFが右に寄っていれば、アルバ+イニエスタ+ペドロによってボヌッチの左サイドを突くようになる。

以後この状態で膠着。運動量も露骨に落ちてゆき、後半はこれで終了。



延長
後半終盤から体力激落ちの膠着状態をいかに打開するか、これが両チームの焦点。だが、控えのクオリティーにおいてスペインが有利だった。

後半終盤にイタリアはマルキージオに代えてアクイラーニを、スペインはペドロに代えてマタを投入。延長開始時点でイタリアはジラルディーノに代えてジョビンコをさらに投入して、前線の活性化を図るが奏功せず。他方スペインはトーレスに代えて、何とハビエル・マルチネスを投入。これがこのゲームの最大の見せ場だった。本職ボランチのマルティネスが最前線で上手い! でかいのにポジショニングも足下の技術も何気にこなす。しかもBox to Boxの運動量。思わず、対ブラジル戦、高さだけはあるがその他の能力すべてなく何もできなかったハーフナーと比較してしまう。どっちがFW?、って。ぶっつけ本番でいきなりFWできちゃうマルチタレント性って凄すぎる・・・なんて思ってる内に、スペイン攻勢ながら得点はできないまま、ゲームセット、PK戦へ。結果はスペイン。

指揮官の戦略、戦術を的確に実現できるって凄いことだと当たり前のように確認したゲームだった。何をどうやってもワンパターンの4-2-3-1とは違うことができない日本をさんざん見てたんで、感慨深かったよ。




延長
Spain 攻撃
             ○CASILLAS

       ○PIQUE       ○SERGIO RAMOS   
○ARBELOA                    ○Jordi ALBA
             ★GIOVINCO←
             ○BUSQUETS
     ★AQUILANI           ★CANDREVA
        ○XAVI       ○INIESTA
  ○NAVAS                  ○MATA←
★Giaccherini                   ★MAGGIO
     ★PIRLO       ★MONTRIBO 
             ○MARTINEZ←
    ★Chiellini    ★deRossi    ★BONUCCI    

             ★Buffon