悪夢

花が咲き、木が樹液を吐き出し、カビが胞子をまき散らす5月から7月は、私にとってアレルギー最悪期。今年はアレグラ(一般名;フェキソフェナジン)がもう全然効かない。医師に言うと、キプレス(一般名;モンテルカスト)という薬を出してくれた。気管支炎、鼻炎に効果がある抗アレルギー薬。これは効きました。完全ではないですけど、鼻炎、目の痛み、胸痛(圧迫感)、体(顔)のほてり、かゆみを大幅に低減してくれた。

けど、副作用がひどい。

まず、胃が延々と気持ち悪い、痛い。

もう一つ、そもそもアレグラもそうだが、睡眠障害がひどい。眠りが極端に浅くなって何度も夜中に目が覚める。しかも眠りが浅いため夢を見る。楽しい夢ならいいけど、きまって悪夢。熱でうなされているときに変な夢を見たりするでしょ? そういうタイプの悪夢。妖怪が出てくるとか、殺されるとかいう悪夢ではなく、日常的な出来事だけど何かおかしいというタイプの夢、つまり日常性の空間感覚、時間感覚、場のレリヴァンスを破壊する期待破棄実験をリアルに体験するような夢。夜中にこの手の悪夢で何度も目が覚める。本当に疲れる。1日気持ちが悪い。

アレルギー薬で悪夢を見るなんて、誰に言っても信用してくれないけど、ちゃんと副作用欄に「悪夢」って書いてあります。それにしても、悪夢を見させる薬って何なんだろう?


(以上自分用の服薬記録でした。)


Wiki
モンテルカスト(Montelukast、日本では商品名:シングレア(MSD)、キプレス(杏林製薬)と2ブランドで販売)は、ロイコトリエン阻害薬(LTRA)であり、主に気管支喘息並びに季節性アレルギー疾患の諸症状の治療に用いられる。錠剤、チュアブル錠(噛み砕いて良い錠剤)、細粒の3製剤が有り、1日1回の経口投与で用いられる。

副作用
重大な副作用は、アナフィラキシー、血管浮腫、劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑、血小板減少などである。異常が認められた時には直ちに投与を中止し適切な処置を行う必要が有る。その他胃腸障害、頭痛、睡眠障害、出血傾向、チャーグ・ストラウス症候群好酸球性のアレルギー疾患で、副作用か如何か判らない)が有る。
FDA査察
2008年3月、米国FDAは、ロイコトリエン阻害薬と気分変調及び自殺企図との関係を調査すると発表し、2009年6月には、ロイコトリエン阻害薬は精神神経学的副作用を発現すると結論した。治験時に明らかであった副作用は不眠のみであったが、製造販売後調査で自殺企図、興奮、攻撃行動、不安、悪夢、幻覚、抑鬱、易興奮性、不穏、振戦が認められた。