タイムラグ
9月29日日経に以下のような記事が出た。
「AI研究者が大手学術誌に投稿拒否、論文はだれのもの」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35881360Y8A920C1TJM000/
しかし、この投稿拒否声明は実際には4月末に出されている。
「Thousands of academics spurn Nature’s new paid-access Machine Learning journal」
https://techcrunch.com/2018/05/01/thousands-of-academics-spurn-natures-new-paid-access-machine-learning-journal/
(この手の話題は30年近く前からある。)
論文1本が40ドルなどという最近の欧米専門科学ジャーナルの高騰、そして専門機関に対するパッケージ契約圧力が問題化しているのは誰しも知っており、さらにアングロ-アメリカとの情報戦争を旧東側某国トップが2013年宣言したのも誰しも知っており、そして、こうした状況とちょうどシンクロする形で、アンダーグラウンドに、ジャーナルの有料サービスを無効化するサイト、200万超の本、500万超の論文所蔵を謳う巨大ライブラリーサイトが出現していることもこれまた誰しも知っている。
しかし、なぜか、この誰しも知っていることが日本では情報として流れない。やっと日経で流れたと思ったら5ヶ月遅れ・・・。いろいろな力があるんだろう。