ブルーな人々

仕事上、一方的にであれコミュニケートする大学生数は1年間で延べ200名ほどにはなるのではないかと思うが、毎年その中に1人は精神的に壊れてしまっている学生がいる。ここ5年ほど(そして今年も)だが、毎年一人は、「‘うつ’で学校に来られません…」「ストレスで体調を壊して…」「対面恐怖で家から出られず…」などと言ってくる(場合によっては診断書まで持って)。1年に1人は精神的トラブルを抱えた学生がいるというのは、私の頭の中でもう完全に大学のデフォルトになってしまった。

しかし、いったいこれはどういうことなのだろう?精神疾患が増えた?精神疾患というラベリングが簡単になされるようになった?精神疾患が何かを免責される理由として認知されるようになった?どれだろうか?どれもだろうか?