経過報告3

原稿を修正していると、修正どころかますます改悪しているのではないかと不安になるときがある。読みやすくするつもりでかえって読みづらくしてないか?、って。

コメントで焦点の一つとなっていた、優生学的言説を無知と欺瞞へ還元‘しない’という行き方をいかに「コンパクトに」「クリアーに」提示するか?という問題を考えている内に、まさにこの泥沼にはまってしまった。「コンパクト」「クリアー」が肝であるのに、書いている内にどんどん話が複雑、晦渋になっていく。

原因ははっきりしていて、無知と欺瞞に還元する行き方に対して、自分が試みているそれを‘しない’行き方を、どう位置づければいいのかが、自分ではっきりしていないから。でも、ちょっと考えてみれば分かることだけど、これって実は大問題なのだ。いやホントに。これって「諸観念の歴史」に対して「考古学」をどう位置づけるか?って問題とパラレルなんだから。これってコンパクト、クリアーに説明できる人がこの世にいない(そして、あの世にいる人も上手く説明できなかった)問題なのだ。だから、この点を突っ込まれたとき、それってちゃんと説明するの無理、って言ったわけで・・・。

え?、難しく考えすぎ?そうかなあ・・・。ま、いずれにせよ、鋭意努力しますが、枚数減るどころかさらに増えそな気配も・・・。困った。