「期末試験アンケート」
今年から出講している、「公認欠席届」が訳の分からない某大学。今度は「期末試験アンケート」である。
冒頭に「授業回数確保のため試験は通常授業時間内ではなく、試験期間内に行って頂くこととなっております」との注意。だが、その後を読んでいくと、いつ試験をするかという質問項目があって、「1授業時間内、2試験期間内」という選択肢が設定されている。
一体これはどういうアンケートなのだろうか?クレタ島人のパラドクスを仕掛けられたクレタ島上陸者になったような心境である。注意に従えば質問は意味をなさず!、質問に答えようとすれば注意は意味をなさずっ!!、って。確かに、授業回数確保のお願いというようなものはどの大学でもあるが、それを「お願い」を超えた表現で行い、しかも期末試験アンケートと同じ紙に書いたら、露骨に自己矛盾するだろうに。何がしたいんだろうか、この大学、というよりこの文書を作成した教務の人間は?*1
しかし「なっております」と言われても、7月31日は都合が悪く出講できないので、今日、「2授業時間内」に試験をすると書いて教務窓口にアンケートを提出した。そうしたら、その直後にメールが来た。メールに曰く;
アンケートをご提出くださりありがとうございました。
早速確認させていただきましたところ
試験の実施日が7月17日(木)の授業最終日となっておりました
大変申し訳ございません、本学では13回の授業時間を確保するために
出来ましたら試験期間の7月31日(木)に試験の実施をお願いいたします。
また先生のシラバスを確認させていただきましたところ、
13回目の授業と14回目(補講期間)にもまとめと入っておりました。
ご検討くださいますよう
宜しくお願い申し上げます。
このメールは一体何をしたいんだ?こちらは考えた上でアンケートに答えているわけで、その答えを考え直せというのはどういうことなのだろうか?考え直したらできるのであれば、最初からできると回答するに決まっている。もしかして、このメールを出した人間は、アンケートというものは考えた結果を書くものではないと認識しているのだろうか?それとも、お前は考えていないだろうから、ちゃんと考えろと言うのか?お前はちゃんと状況を認識できていないから、状況を認識しろというのか?ということは、このメールを出した人間に私は「お前はまともに考えることができない」と言われているのだろうか?なかなかない経験だ。
一体何のためにアンケートをしたのか?このメールを送った人間は自らが送ったアンケートを自己否定しているのか?
♪♪びっくらこいたぁ、泣きたくなぁったぁあ〜♪♪
この手人間と付き合うのはほんとに精神的に疲労する。
*1:知り合いの先生によると、この大学の教務主任、どうも昨年変わったらしく、その変わった新人教務主任が教員管理に萌えているらしいとのこと。